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四肢の痛みや痺れの原因と治療法を徹底解説!その痛み、放置しないで!

日常生活の中で、手足に痛みや痺れを感じたことがある方は多いのではないでしょうか?「長時間パソコンに向かっていたら腕が痺れてきた」「歩いていたら足が痛くなった」など、一時的な違和感として放置しがちですが、実はそれが病気のサインであることも。特に、整形外科では四肢(手足)の痛みや痺れに悩む患者さんが数多く訪れます。今回は、四肢の痛みや痺れが起こる原因、そしてその治療法について詳しくご紹介します。

痛みや痺れの原因とは?

四肢の痛みや痺れは、筋肉、神経、血管、関節などさまざまな要因が絡み合って発生します。その原因を知ることは、適切な治療に繋がり、症状の改善への第一歩です。

1. 神経の圧迫や損傷

神経の圧迫は、四肢の痛みや痺れの最も一般的な原因です。例えば、長時間のデスクワークや不良姿勢により、首や背中の椎間板が神経を圧迫し、腕や足に痺れが広がることがあります。特に、頸椎症性神経根症や腰椎椎間板ヘルニアなどの疾患は、脊椎から出る神経を圧迫し、痛みや痺れを引き起こすことがよくあります。

また、坐骨神経痛は、腰から脚にかけての神経が圧迫されることで、激しい痛みや痺れを感じる疾患です。デスクワークや長時間の立ち仕事、重い荷物を運ぶ作業をしている方に多く見られます。放置していると、症状が悪化し、歩行が困難になることもあるため、早期の治療が重要です。

2. 末梢神経障害

手や足の痺れが末端から始まる場合、末梢神経障害の可能性があります。特に、糖尿病患者によく見られる糖尿病性ニューロパチーは、血糖値のコントロールが悪いと末梢神経がダメージを受け、足先から痺れが広がっていきます。
また、手根管症候群は、手首の部分で正中神経が圧迫され、指や手の痛みや痺れが生じる疾患です。特に、パソコンを多用する方や、手を頻繁に使う職業の方に発症しやすいです。

3. 血行不良による痺れ

寒さや動脈硬化などにより、手足の血行が悪くなると、痛みや痺れを引き起こすことがあります。末梢動脈疾患や動脈硬化症は、血流が滞ることで、特に歩行時に足が痛くなる間欠性跛行という症状が現れます。

4. 関節や筋肉の異常

関節リウマチや変形性関節症など、関節の変形や炎症も神経や血管を圧迫し、四肢に痛みや痺れを感じさせる原因となります。また、過度な運動や筋肉の使いすぎによって、筋肉や腱が炎症を起こし、痛みや痺れを引き起こすこともあります。例えば、梨状筋症候群は、梨状筋が坐骨神経を圧迫することで、下肢に痛みや痺れが広がります。

放置すると危険!早めの受診を

手足の痛みや痺れを「一時的なものだから」と放置していると、症状が悪化し、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。特に神経が長期間圧迫された状態が続くと、感覚が鈍くなったり、筋力が低下してしまうことも。痛みや痺れが続く場合は、早めに整形外科を受診することが大切です。

診断方法:まずは原因を突き止める

整形外科では、痛みや痺れの原因を特定するために、様々な検査が行われます。

1. 問診・視診・触診

医師は、痛みや痺れが現れる場所やタイミング、どのような動作で症状が悪化するかを詳しく聞きます。さらに、視診や触診を通して、関節や筋肉、神経の状態を確認します。

2. 画像検査

痛みや痺れの原因が脊椎や関節にある場合、X線やMRI、CTなどの画像診断が行われます。これにより、骨の変形や椎間板の状態、神経の圧迫具合などを正確に把握します。

3. 神経学的検査

神経伝導速度検査を使用して、神経の損傷度合いや、神経がどの程度正常に機能しているかを調べることができます。

治療法:症状に合わせたアプローチ

四肢の痛みや痺れの治療は、その原因によって異なります。多くの場合、以下の治療法が組み合わされます。

1. 保存療法

軽度の症状や、神経の圧迫が比較的軽い場合は、保存的治療が効果的です。薬物療法では、鎮痛剤や抗炎症剤を用いて痛みや炎症を抑えます。さらに、物理療法やリハビリテーションも重要です。理学療法士の指導のもと、筋肉や神経の機能を回復させるためのトレーニングが行われます。

2. 神経ブロック注射

痛みが強い場合には、神経周囲に麻酔薬やステロイドを注射して神経の炎症や痛みを抑えることができます。

3. 手術療法

保存的治療が効果を示さない場合や、神経の圧迫が非常に強い場合は、椎間板ヘルニアの手術や神経減圧術など、外科的手術が検討されます。

痛みや痺れの予防法

四肢の痛みや痺れは、適切な対策を取ることで予防できることもあります。以下の予防策を日常生活に取り入れてみてください。

1. 正しい姿勢を保つ

長時間同じ姿勢でいると、神経や筋肉に負担がかかります。デスクワーク中でも、定期的に立ち上がってストレッチを行いましょう。

2. 適度な運動を心がける

運動不足は筋力の低下を招き、神経や関節に負担がかかります。適度なウォーキングやストレッチを習慣にしましょう。

3. 体重管理

体重の増加は、関節や神経に負担をかけます。バランスの取れた食事と運動で、適正な体重を維持することが重要です。

最後に

四肢の痛みや痺れは、放置すると日常生活に大きな影響を与えますが、適切な診断と治療を受けることで、症状を改善することができます。いちやま整形外科クリニックでは、最新の技術と専門的な診療を提供しており、痛みや痺れに悩む患者さんをサポートしています。もし、手足に異変を感じたら、ぜひ早めにご相談ください。